【ポートフォリオ理論】リスク-リターンについてのなぞなぞ①
本ブログではリスク-リターンを最小化するための投資配分について研究していきます。
リスク-リターンのなぞなぞ
以前ツイッターで以下のようななぞなぞを出しました。
【問】リスクを最小化する場合、A株とB株に対し、どのような割合で投資するべきか?
【条件】
・50%の確率で好景気or不景気になる
・株価収益率は景気により、以下のように変動する
好景気シナリオ
A株:+200%
B株:-100%
不景気シナリオ
A株:-100%
B株:+50%
【問】リスクを最小化する場合、A株とB株に対し、どのような割合で投資するべきか?
— カフカ (@kafka_kafka3) 2019年6月23日
【条件】
・50%の確率で好景気or不景気になる
・株価収益率は景気により、以下のように変動する
好景気シナリオ
A株:+200%
B株:-100%
不景気シナリオ
A株:-100%
B株:+50%
皆さんはこのなぞなぞを解けますか?
なぞなぞの解答
単純に考えると、A株の方が期待収益率が高いため危険度が低いように思われます。
しかし、解答は「Bに多く投資する」です。
ここでの「リスク」とは標準偏差を意味しており、言い換えると不確実性のことを言います。
そのため、A株に33%,B株に67%投資することで、好景気不景気問わずリスクを0にすることができます。(不確実性が全くなく、景気によらずリターンが0になる)
以前ポートフォリオ理論の記事を書きましたが、そこでの内容と同様、リスクを下げるためには、負の相関を持つ銘柄を組み合わせることが有効だということがわかります。
まとめ
ポートフォリオ理論は以上のようになりますが、今回の問いだけだと「だから何?」となってしまうので、いずれポートフォリオ理論が決定的に有効なケースをなぞなぞ②として出題したいと思います。