【オニールの成長株発掘法】チャート分析による買いのタイミング判別(カップウィズハンドル)
本記事では、非常に有名なチャート分析の一つである、オニールの「カップウィズハンドル」について解説していきます。
カップウィズハンドルとは?
カップウィズハンドルの概要
株式投資をやっていると、「カップ・ウィズ・ハンドル」や「取っ手付きカップ」といったチャートのパターンを聞いたことがあるのではないでしょうか?
「カップ・ウィズ・ハンドル」とは、以下のようにコーヒーカップのような形をしたチャートのパターンのことです。
このパターンを形成すると株価は大幅に上昇すると言われています。
このパターンはオニールの過去100年間の米国株式市場のチャート分析によって、経験則的に求められた法則です。
なお、 カップウィズハンドルのカップのことをオニールの本の中では、「ベース」と呼んでいます。
カップウィズハンドルが形成される理由
カップの底に来ても株価が急落しない場合、機関投資家が買い支えていると考えられます。そのような株は、カップの底を割らず上昇していきます。
しかし、そのような動きをした後、高値程度まで上昇すると8~12%ほど下落することがわかっています。これは、高値更新による売りが入る等が原因です。
取っ手部分の形成には1~2週間以上かかり、下落する値動きの終わり付近で「ふるい落とし」が発生します。
ふるい落としに耐えると、株価はその後上昇していき、大化け株となっていきます。
8種類のカップウィズハンドルのパターン
カップウィズハンドルには典型的なパターンを含めてトータルで8種類のパターンが存在します。
- 典型的な取っ手付きカップ
- 取っ手付きソーサー型
- ダブルボトム型
- 平底型
- 正方形型(新しい株価パターン)
- 上昇後に現れる狭いフラッグ(滅多に出現しない)
- ベース上のベース
- 上昇ベース
まとめ
取っ手付きカップの記載されている第二章は「オニールの成長株発掘法」の中でもTOP3に入るほど大事な章なので、 まとめ切れていない部分に関しては、随時更新していきます。